norikura’s diary

ocn さんの blog Cafe から越して来ました。どうぞよろしく!

日記なる、完全に日記なる・・・

From Holy Bible
To all that be Rome, beloved of God,
called to be saints: Grace to you and
peace from God our Father, and the Lord
Jesus Christ.
First, I thank my God through Jesus
Christ for you all, that your faith
is spoken of throughout the whole world.

こうして図書館の角を曲がると急に上り坂になる
脇を抜けて、中央公園に出る
ここは昔、路上生活者が屯したところ

繁華な真中に可也大きなビルが建っている
枯葉を散らせて秋の風が過ぎる
みなわに浮かぶ泡沫の様に
ここいらの川はもう地下に潜って
眼鏡橋からは枯れた桜の幹だけ見える

交差点で、
道行く人々をビルの3階から見下ろして
下は劇場になっていて
フィリピアンの大きな看板
道行く人が手を膨らませてマッチに火を点ける
煙草の白い煙が青い空に消え果てて行く

秋分の日なのだろう、多分
季節を忘れてしまった感覚
でも、
桜の花が咲く、今時分に
ザラザラした歩道を歩く
子犬を連れた帽子を被った婦人が慇懃に頭を下げて通りかかった

町並みを縦に割れて中央4車線幹線道路に出るところ
バスのガイドなら、
ここは昔の大火で道が格子状に整備されてと、
その中でもここは目抜きですよと、
聡明そうにそう語ったことだろう

僕は、気まぐれに北に向う 夕陽はもう傾いている
やはり、秋の日は暮れ易いのだろうか
しかし、
かと言ってこれといって感慨はない
今日は、早めの帰宅をしよう
・・・
やっと飯田は桜が満開。
ワンちゃんを洗う。庭を掃除。
その足で散歩に出る。
ファン・デル・ヴェルデン「代数学の歴史」を野で読む。
遠く、少年野球の掛け声が・・
・・・
帰って、高校野球を見る。3-3の延長10回。
興南のエースは野茂に似てるな、と思いつつ・・・
20年前にタイム・トリップ。
「野茂苦いデビュー」は、社会人から入ってプロ初年。
周辺機器の開発部門畑だった僕は、モータの会社に転職した。
出張で大阪門真町へ。
慣れないライン。
ほっとした休日に乗った環状線で、スポーツ紙の紙面に文字が踊っていた・・・
・・・
散歩の帰りは、英語「ミサと典礼」の朗読しながら。
視線は気になるが、構わず祈る。
・・・
上の詩は実写。幾つもをひっくるめて。
嘗て、飯田リンゴンに焼肉屋さんでザル蕎麦を食す。
蕎麦屋さんのラーメンが旨い」は聞く。
じゃあ、と。
2Fから祭りを見下ろした。
煙草云々は、通行人に見掛けた。ボードレール的かと・・・
・・・
代数学」。ハミルトンの四元数から、ウエダバーンの構造定理の辺の歴史が詳細に書いてある。代数である意味一番面白い時期。こう詳細に書いてあるのを(不勉強なので)他に知らない。地方に居て大変有り難い本と思う。
・・・
「音声翻訳アプリ」で旅を見る。
周辺機器に音声翻訳があった。「システム・インテグレ-トで売ろう」の戦略。
認識理論。渡邉慧先生。ハワイ大学教授。
制御もそうだが、信号が変換される。それをどうネゲートするか?
外乱に忠実にネゲート量を引く。
出来ない場合にある種の近似理論。空間への射影。或いは、変換の不変量。
翻訳理論も文法と辞書と。SIR,k-line。
兎に角、ワンちゃんを洗いながら、「エステ」「スパ」。
・・・・・・
以前、goo,アメブロ、何れかで、ボードレールの訳詩比較をしたことがあった。
第3弾。
先ず原詩。フランス語。「悪の華」(京都大学人文科学研究所:平凡社)より。

Harmonie du soir
Voici venir les temps ou vibrant sur sa tige
Chaque fleur s'evapore ainsi qu'un encensoir;
Les sons et les parfums tournent dans l'air du soir;
Valse melancolique et langoureux vertige !
       ・・・
訳。

  夕べの諧調

 いま、ときはおとずれ、茎の上にうちふるえ
 花はみな香爐のようにくゆりたつ。
 音と香りはたそがれの空をめぐる。
 愁いのワルツ、ものうい眩暈!
      ・・・

注釈。p.456~475から。キーワード。
♪サバチエ詩篇か?
♪リーキーの指摘。
♪恋愛は何よりも<魂の問題>であった。
♪Harmonieが意味するもの。「共感覚」。
♪Voici venir les temps は、聖書の表現。
♪vibrant,Valse,vertige,violon。
♪fleur,encensoir 対照。また、soir とも。
♪evaporer 「花が香を発する」「夕暮れで花の輪郭が曖昧に」。
♪第3行。「照応理論」。
♪valse,vertige;melancolique,langoureux。
♪「自然」「教会」「舞踏会」「内心の動き」。
♪遠い期待・花のイマージュと香り・瞑想・悲しい舞踏。花のふるえ。
♪t,v の畳韻法。暗示的効果。
♪パントゥーム。
♪2つのイマージュ。「悲しい優しさ」「カトリックの儀式」。
♪抱擁韻。
♪第2行。6つのa音 。原音楽的雰囲気。
♪気化蒸発。
♪うねり。

写していると三好達治の詩を掲載したくなる。「昭和詩抄」(萩原朔太郎編:冨山房)から。p232.
  乳母車

 母よ ―
 淡くかなしきもののふるなり
 紫陽花いろのもののふるなり
 はてしなき並樹のかげを
 そうそうと風のふくなり

 時はたそがれ
 母よ 私の乳母車を押せ
 泣きぬれる夕陽にむかって
 りんりんと私の乳母車を押せ

      ・・・

〆すみません。出ない文字がありました。

ちなみに、ボードレール第2聯は、

 花々は香爐のようにくゆりたつ。
 ヴィオロンは悩む心のように奮える。
 愁いのワルツ、ものうい眩暈!
 空は大祭壇のように悲しく美しい。

photo by Sard Cafe from OCNフォトフレンド


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写真は飯田市内。