norikura’s diary

ocn さんの blog Cafe から越して来ました。どうぞよろしく!

日記

今日は父の命日。墓参りに。
あの日と同じ様に雨が降っていた。桜が夥しい数散っていた。お寺の石畳が光っていた。
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昨日、NHK深夜で、「ドーモ君」のニュー・バージョン&プロモをやっていた。
「ドーモ君」はTV。受信機?
超薄型か、「画面にライオンの吠えている」のがいいとふと思う。
ビル埋め込みか、タワー型・お台場型。
果ては両側に取っ手の着いた1000メーター防水。
いっそTVカメラに、と思ったら目が覚めた。
ノイズだけの画面の前で居眠っていたらしい。
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帰って来たら、政党支持率をやっていた。
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続いて、映画2本見る。ビデオで。
その前に2本引く。何れもボードレール
「巴里の憂鬱」(新潮文庫)”Paris Spleen”(A New Directions Paperbook)
「p.122 鏡
 ぞっとするような1人の男が、部屋に入ってくると、鏡に対って自分の姿を眺めていた。・・・」
”p.83 The Mirror
 The appaling-looking man enters and looks at himself in a mirror.・・・”
「p.52 毛髪内の半球
 いつまでも、どうかいつまでも、私にお前の髪の毛の薫りを呼吸させておくれ。・・・」
”p.31 A Hemisphere in Your Hair
 Long,long let me breath the fragrance of your hair.・・・”
映画とは、
市川準監督作品「BU・SU」。主演・富田靖子さん。(麦子はあなただ)”青春映画つくりました”がキャッチ。作年不詳です、済みません。
- 高校生が上京してくる。置屋で働く傍ら普通制へも行く。田舎者・内気・芸者。心を閉ざしている。それが、学園祭担当になる。演題は日本舞踊。「八百屋お七(?)」。最愛の人を助けるために半鐘を鳴らす直向な少女。様々なドラマが絡む。そして、クライマックスへ。100年祭のトリの筈。だが、半鐘への梯子が壊れる。次のコンサートが急遽乱入する。袖下で待機。恋人が富田靖子さんを連れ出す。
  シナリオが巧みだ・・・キャンプ・ファイアに点火させる。ガソリンも燃やす。強い炎。半鐘はもう。。。要らない。
- 富田靖子さんの「八百屋お七」に、どう云う訳か涙が止まらなかった。
- ボードレールは続く。「毛髪」。
  ・・・香気を放つ手巾のように、それを私の手の中に揺らしておくれ、数々の思出を虚空に浪うたせるために。・・・
- 浪うたせられた思出の様に点火のランタンがうねりながら虚空を飛んで行った。
コーエン兄弟「バーバー」。主演・ビリー・ボブ・ソーントン。1949年、北カルフォル二アが舞台。2002年。カンヌの監督はじめ賞を総なめ。主演男優と撮影で。
- 妻は不倫している。その兄の理髪店で働いている。それはそれとして、ある切っ掛けが発端で、脅迫に手を染める。親友で妻の不倫相手。そんなことを知らない親友は主人公に相談を持ち掛ける。真実は隠しおうせなかった。2つの殺人。激怒した親友から自己を守るため。それは正当防衛だろう。「人生の出来事。そのジグソーを丹念に組み上げると1つの大きな目的が現れる。」手記を書きながらの主人公の感慨だが、妻が容疑者に、そして、晴れぬまま自殺する。目的を失い、人から無視される幽霊の如き主人公。更に悲運が。親友の罪、無実の罪までも。電気椅子
- 殺された親友の妻が主人公を訪ねる場面は圧巻。
- ブレッソンの「ラルジャン」を連想した。
- 2人の主人公のイメージが重なる。
- ボードレールから。「鏡」の続編。
  ・・・常識の名に於いては、もとより私の方が正しい。しかし、法の見地よりすれば、彼もまた誤ってはいない。
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- 2つの裁判。優秀な弁護士。被害者の過去の瑕疵で勝とうとする。1つ。だが、妻が自ら命を・・・現代人。この真面目の人物に出来ますか?でも事実やってる。ただ、この事件ではない。弁護士が代わって”常識で裁かれ”極刑に。
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こじつけが苦しい。
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From Holy Bible
 Just then his disciples arrived.They were astonished to find him talking to a
woman,but none of them asked him why he was doing it or what they hadbeen discussing.The woman left her water jar beside the well and went back to the village and told everyone,”Come and meet a man who told me everything I ever did!Can this be the Messiah?”So the people came streaming from the village to see him.
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弟子の中で、敢えて訪ねようとする者は居なかった。驚いたけど尋ねなかった。イエスへの信頼から。
「来て今迄私がしたことすべてを言った人に会いなさい。」
「救世主なのでは?」
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勿論、自分の訳。拙いと思いますが・・・
「神は。私のすべてを知っておられる。髪の毛1本1本まで。」
言葉で分っていても・・・。ここの記述は具体的。「だったら、僕の事もすべて神はご存知。将来の事までも。」という気持ちになる。
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来て見た。来て会った。来て信じた。聖書は行動的だ。水瓶を置くも。早速という感じ。
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写真は次回へ。
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