norikura’s diary

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日本アニメOscar受賞に思う-an impression

 積み木のアニメがアカデミー受賞。おめでとう。申し上げたい。宮崎監督に続き、その分野で日本の才能が際立っていることが、また示された。
 テレビの印象では、ピーターラビットなんかのイメージだった。背を丸めた眼鏡のお祖母さんハクビシン(としか絵が浮かんで来ない)。よく流された映像だ。
 アカデミーというと和田エミさん(?)の黒沢衣装での、を思い出す。今回、他のアニメが「送り人」の有力なライバルとか。でも、是非外国映画で、61個目(?)となる受賞を達成して欲しい。何でも「送り人」の描きが、ユダヤ教にきわめて良く沿うのだとか。ユダヤ-キリスト、ユダヤ-仏教。仏教の聖典を見ると、ヨハネと同じ風袋・十二弟子など共通したことがらが多いのに気付く。比較宗教学などで括ることの困難な一致だ。

 最近、「横浜買い出し旅行」なるアニメを見た。時間が止まっているようでファンタスティックだった。
 アニメ文化は広い、密林のように。
 さ迷ってしまう。

 さ迷って欲しいのは、「ファインマン物理」。高校でも通読出来る。
 積み木は、運動量・エネルギーなど、保存則の説明に使われている。デニスの積み木。
今回、アカデミーは、夫婦ダブル受賞か否かが話題とか。思秋期にファインマンを読んで、積み木の比喩に出て来た西海岸の家庭のイメージ。同じ頃、古いが、Art Garfunkel,“Water Mark”(前のだっけ?)。ジャケットのイメージ。海岸線。
 ファインマン。グラスの中のワイン。全宇宙がある。オスカー。乾杯の杯の中に全宇宙を感じられる感受性。果たして何人がその俳優としての・監督としての必須の才能を持ち合わせているのだろうか?送る・受ける。センスする。そして、吐き出す。演技として。1人の人間として。

 喫水線。地平線。
 漢詩をまた、読みたくなった。

 ところで、日本のアニメが強いのは、素地として源氏はじめ世界に類のない文学の金字塔を踏まえているからなのだろう。